こんにちは耕助です。
今回もXファイルseason2の
「昇天part1」「昇天part2」
2話連続レビューしていきたいと思います。
Xファイル season2 「昇天part1」「昇天part2」
スタッフ
- 監督・脚本 クリス・カーター
キャスト
- デイヴィッド・ドゥカヴニー フォックス・モルダー特別捜査官
- ジリアン・アンダーソン ダナ・スカリー特別捜査官
- ニコラス・リー アレックス・クライチェック捜査官
- スティーブ・レイルズバック デュエイン・ベリー
耕助的評価
- おすすめ度 ★★★★★ Xファイルを語るには不可欠なエピソード、
また犯人役のスティーブ・レイルズバックの
演技は上手い! - グロ度 ★☆☆☆☆ ない。
- 謎度 ★★★★★ スカリーは誘拐され行方不明に、
ディエインは殺される。 - ホラー度 ★★☆☆☆ 序盤に登場する宇宙人が怖い
- コミカル度 ★☆☆☆☆ コミカルなシーンなし
あらすじ
「昇天part1」
立てこもり事件が発生!犯人はディエイン、彼は宇宙人に誘拐され実験されたと訴える男が精神病院から脱走して人質を取って立てこもった。
モルダーとクライチェックはカジン捜査官に呼ばれてベリーの立てこもり事件に当たることになった。ベリーは「自分はエイリアンに誘拐されたことがある」と主張していたので、X-ファイル課の案件とみなされたためである。
モルダーは護衛とともに代理店内に入り、自分の身柄と引き換えに負傷した人質を解放してくれるように頼んだ。ベリーはその求めに応じた。
現場に到着したスカリーはディエインが昔、頭部を銃で撃たれて前頭葉を損傷した事実を伝えた。スカリーは「そのときの傷が原因で、ベリーは精神病を患ったのではないか」と推測した。
ディエインはモルダーに「エイリアンは俺を実験台にし、歯に穴をあけた。そのときに、追跡用の装置を埋め込まれたんだ」と訴えてきた。
モルダーはベリーを信用し、ベリーに残り2人の人質を解放させようと説得を続け、巧みにベリーを正面のドアに誘導し、十分近づいたところで、狙撃手がベリーを撃った。
翌日、モルダーは入院中のベリーを訪問した。ディエインの体から謎のインプラントが発見されたとモルダーに伝えた。スカリー専門家とともにインプラントを調べると、バーコードらしきものが書き込まれているのを見つけた。
スーパーマーケットで、スカリーはそのバーコードを読み取り機にかけたところ、機械は奇妙な数列を映し出したまま、動かなくなってしまった。自宅で、スカリーはモルダーに「バリーはインプラントによって何かに分類されているようだ」とのボイスメールを残した。
突然、病院を脱走してきたディエインがスカリーの自宅に現われた。ディエインはスカリーを誘拐しどこかへ向かうのだった。
物語は「昇天part2」へ続く
「昇天part2」
スカリーがデュエイン・ベリーに誘拐されたという一報を聞くとすぐに、モルダーはスカリーのアパートへ向かい、捜査を開始した。
翌朝、スキナー副長官は、モルダーが私情にとらわれる可能性を考慮し、彼をスカリー誘拐事件の捜査の担当から外した。その頃、ディエインは検問に引っかかっていた。トランクの中のスカリーは音を立てることで警察官の注意を引こうとしたが、それに気づいたベリーは警察官を殺してしまった。
モルダーはベリーの行き先がスカイランド・マウンテンであることを突き止める。ベリーは自分の代わりに、スカリーをエイリアンに引き渡そうとしていた。
スカイランド・マウンテンに到着したモルダーはロープウェイに乗って頂上に行くベリーの車を見つけたモルダーは、その中にスカリーのネックレスが落ちていることに気が付く。周辺を探し始めたモルダーは、嬉々とした様子のベリーを発見する。ベリーは「スカリーはあいつらに連れていかれたよ。」と言いながら笑うのだった。
モルダーがベリーを尋問していると、ベリーの態度の悪さに感情を抑えきれなくなり、首を絞め上げてしまった。落ち着きを取り戻すために、モルダーはいったん部屋の外に出た。モルダーはクライチェックに誰も部屋の中に入れないようにと言いつけた。
ところが、モルダーが部屋に戻ると、クライチェックとベリーが話をしていた。数分後、その場にスキナー副長官がやってきた。その直後、ベリーは痙攣発作を起こし、そのまま死んでしまった。
焦るモルダーは協力者の一人であるリチャード・マティソン上院議員の力を借りようとするが、議員のオフィスの前でミスターXからそんなことをしても無駄だと言われる。
モルダーはクライチェックから借りた車の中で、スモーキング・マン愛用のタバコの吸い殻を見つける。
そして、クライチェックがスパイであったことを知るのだった。モルダーはスキナー副長官にクライチェックの捜査妨害とベリー殺害容疑を告発する書類を提出する。スキナーはクライチェックを問いただそうとしたが、クライチェックはすでに姿を隠していた。
そこで、スキナーはXファイル課の再開を決めた。
モルダーはマーガレットと公園で会い、スカリーのネックレスを渡そうとした。しかし、マーガレットは「ネックレスはあなたが持っていた方がいいわ。ダナが無事に帰って来たとき、あなたからそのネックレスを返してあげて。」「ダナが死んでしまう夢を見た。もうあの子は帰ってこないのかもしれない」と言うのだった。それを聞いたモルダーは「その夢はスカリーがまだ生きているという何よりの証拠です。」とマーガレットを励ますのだった。
失意のモルダーはスカリーが誘拐されたスカイランド・マウンテンへと向かった。一人になってしまったことを悲しみつつ、モルダーは星を見上げるのだった。
物語は「昇天 Part.3」へと続く。
感想
昇天part1
冒頭に出てくるエイリアンは子役を使っていた、見た感じ銀色のぴちぴちスーツに宇宙人のマスク被せている感じのチープな見た目で怖いというより、ちょっと可愛く見えます。
また、モルダーがプールで泳いでいるシーンがありますが、赤い海パン姿、これはのちの2016のXファイル「トカゲ男の憂鬱」でもこの姿が出てきます。
スパイながらも、事件解決のために何か手伝いことはないかと名乗り出るクライチェックですが、担当指揮官から、みんなの分のコーヒーを買ってきてちょうだいと全く相手にされないシーン、これが唯一のコミカルなシーンです。
昇天part2
モルダーのロープウェイのアクションシーンがありますが、これはスタントマンなしのドゥカヴニー本人です。
スカリーが行方不明になった後、実験台に寝かされ、お腹を膨らんでいるシーンがあるがこれは本物です、当時スカリー役のジリアン・アンダーソンは妊娠中であった。
ドゥエインが車のラジオで聞いている曲はNick Cave & The Bad Seeds 「Red Right Hand」
スカリーが行方不明になり、一人ぼっちになってしまったモルダーが、一人で空を見上げるシーンが切ない。
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